(仮)KOURO

読書の記録やセミナーなどのふりかえり

2015年の読書データ

2015年の読書データをまとめてみる。
読んだ本の数:175冊
読んだページ数:46615ページ

ちなみに2014年はこうだった。
読んだ本の数:214冊
読んだページ数:59836ページ

全体として40冊減ってて、小説の割合も下がっている。
その分ビジネス書というか、フィクション以外に興味のあることの本の量が増えてて、幅も広がってる感じ。

戦略がすべて (新潮新書)戦略がすべて (新潮新書)
読了日:12月31日 著者:瀧本哲史
「学び」の構造「学び」の構造感想
本を読んだり、講演を聞いたり、ワークショップに参加したりすることが「=学ぶ」になるのだろうか?「学び」は「おぼえる」ことと「わかる」ことに分解でき、もちろんより大切なのは「わかる」ことのほうだ。そしてこの本では「わかる」とは「わからないところがわかり」「絶えざる問いかけを行い」「無関係であったもの同士が関連づいていき」「死にいたるまでわかりつづけていく」ことである、とする。個々の「学び」の機会に、その内容や意味を「おぼえる」ことに留まるのではなく、そこに存在する「学び」の構造を探っていこうと思う。
読了日:12月30日 著者:佐伯胖
完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)感想
M-1グランプリ」でブレイクを果たし、遅ればせながら「社会」というものを発見したオードリー若林。その自意識と社会とのわりとひとり相撲的な奮闘記。「ぼくの場合は我見からスタートして結局通念に着地する。で、全部ぼくの間違いでした、と反省する。そんなことがぼくの人生にはすごく多いのだ。」。そうそう、自分も多い。なんて身悶えしながら読んだ。なんだ、ぼくもまだまだ「社会人大学人見知り学部」に在学中じゃないか。
読了日:12月27日 著者:若林正恭
やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~
読了日:12月25日 著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
マンガでやさしくわかるU理論マンガでやさしくわかるU理論
読了日:12月23日 著者:中土井僚
そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
読了日:12月22日 著者:深沢真太郎
人を伸ばす力―内発と自律のすすめ人を伸ばす力―内発と自律のすすめ感想
ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』で言及されている、アメとムチ式の外発的動機付け(統制)と異なる内発的動機付けの3つの要素「自律性」「熟達」「目的」のうち、「自律性」をいかに育むかをテーマにした一冊。最も効果的な動機づけを引き出す問いの立て方を「他者をどのように動機づけるか」ではなく「どのようにすれば他者が自らを動機づける条件を生み出せるか」としているところに感銘を受けた。周囲のやる気を引き出す以前に、自分がどれだけ「統制」されていたかを知れた。すぐれたカウンセリングにもなっている一冊。超おススメ。
読了日:12月20日 著者:エドワード・L.デシ,リチャードフラスト
究極の鍛錬究極の鍛錬
読了日:12月19日 著者:ジョフ・コルヴァン
達人のサイエンス―真の自己成長のために達人のサイエンス―真の自己成長のために
読了日:12月18日 著者:ジョージレナード
七つの大罪(18) (講談社コミックス)七つの大罪(18) (講談社コミックス)
読了日:12月18日 著者:鈴木央
ジョジョリオン 11 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 11 (ジャンプコミックス)
読了日:12月18日 著者:荒木飛呂彦
「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力「やればできる!」の研究―能力を開花させるマインドセットの力
読了日:12月16日 著者:キャロルS.ドゥエック
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)
読了日:12月15日 著者:ダニエル・ピンク
後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)
読了日:12月10日 著者:内村鑑三
進撃の巨人(18) (講談社コミックス)進撃の巨人(18) (講談社コミックス)
読了日:12月9日 著者:諫山創
木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)木曜日のフルット(5)(少年チャンピオン・コミックス)
読了日:12月9日 著者:石黒正数
ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書)ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)
読了日:12月8日 著者:石黒浩
ことばと文化 (岩波新書)ことばと文化 (岩波新書)
読了日:12月6日 著者:鈴木孝夫
中2の男子と第6感(2) (ヤンマガKCスペシャル)中2の男子と第6感(2) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:12月6日 著者:福満しげゆき
ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)
読了日:12月5日 著者:山崎亮
中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:12月4日 著者:福本伸行,橋本智広,三好智樹
未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる (文春文庫)未来の働き方を考えよう 人生はニ回、生きられる (文春文庫)
読了日:12月4日 著者:ちきりん
対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術 (講談社学術文庫)対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術 (講談社学術文庫)
読了日:12月2日 著者:平田オリザ
「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157)「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157)
読了日:11月30日 著者:榎本博明
演技と演出 (講談社現代新書)演技と演出 (講談社現代新書)
読了日:11月29日 著者:平田オリザ
演劇入門 (講談社現代新書)演劇入門 (講談社現代新書)感想
平田オリザさんの講座を受けたその帰り道に、続編的な位置づけの『演技と演出』とあわせて購入。この本と『演技と演出』は演劇を題材にしているが、「イメージを共有する」「コンテクストを擦り合わせる」などという章があり、すぐれたコミュニケーション論にもなっている。オリザさんはそのものズバリ「コミュニケーション能力とは何か」を述べた『わかりあえないことから』で、コミュニケーション能力を人格の問題に結びつけることに異議を唱えているが、その異議が受け入れられる社会が実現すればなあと、人見知りのぼくは思うのだった。
読了日:11月29日 著者:平田オリザ
よつばと! (13) (電撃コミックス)よつばと! (13) (電撃コミックス)
読了日:11月27日 著者:あずまきよひこ
ノックス・マシン (角川文庫)ノックス・マシン (角川文庫)
読了日:11月26日 著者:法月綸太郎
モーム短篇選〈下〉 (岩波文庫)モーム短篇選〈下〉 (岩波文庫)
読了日:11月21日 著者:サマセット・モーム
モーム短篇選〈上〉 (岩波文庫)モーム短篇選〈上〉 (岩波文庫)
読了日:11月21日 著者:モーム
GIANT KILLING(37) (モーニング KC)GIANT KILLING(37) (モーニング KC)
読了日:11月20日 著者:ツジトモ
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA)ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA)
読了日:11月15日 著者:宮内悠介
誘拐 (ちくま文庫)誘拐 (ちくま文庫)
読了日:11月8日 著者:本田靖春
大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)大人の発達障害 アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本 (集英社文庫)
読了日:11月7日 著者:備瀬哲弘
ピカデリーの殺人 (創元推理文庫)ピカデリーの殺人 (創元推理文庫)
読了日:11月3日 著者:アントニー・バークリー
はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウはじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ
読了日:11月2日 著者:石川明
宇宙の戦士〔新訳版〕(ハヤカワ文庫SF)宇宙の戦士〔新訳版〕(ハヤカワ文庫SF)
読了日:11月1日 著者:ロバート・Aハインライン
世界一わかりやすい在庫削減の授業世界一わかりやすい在庫削減の授業感想
適正な在庫管理の方法がストーリー仕立てで学べる本。「在庫削減」が至急命題でなくても読んでおいて損はないですよ。「なぜ在庫は増えるのか?」「余分な在庫が、どんな問題を引き起こすのか?」「どのように“適正な在庫”の数を維持すればいいか?」「在庫はどうやったら減らせるのか?」こういうこと知りたくありませんか?在庫管理の本というと製造業向けが多く、敷居が高く感じていた人に配慮して、この本ではたとえば「仕入れ」や「発注」などの用語も使用せずにやさしいことばに統一しています。舞台を流通の会社にしてる点もgoodです。
読了日:10月29日 著者:若井吉樹
トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術
読了日:10月26日 著者:浅田すぐる
黄色い部屋の秘密〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)黄色い部屋の秘密〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:10月25日 著者:ガストン・ルルー
バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)バビロン 1 ―女― (講談社タイガ)
読了日:10月24日 著者:野崎まど
本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書 399)本当の仏教を学ぶ一日講座 ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか (NHK出版新書 399)感想
最近マインドフルネスに関心があるという話をある人にしたら、偶然その人が釈迦ファンで、その人曰く「彼は法と仕組みを残した。仏教の始まりはむしろ哲学であり、学びの仕組みだった」「すんごく頭がよくて、合理的で、しかもとっても優しい」「彼が弟子たちに教えたのは悟りにいたる方法、ただそれだけ。自分がいなくなったあとは法に従えといった」「お弟子さんたちはお師匠はんがダイスキだったので神格化されていったけど、彼はむしろ革新的なベンチャー創業者かも。その組織の理念、ミッションが普遍的に美しく、優しかった。だから残った」
読了日:10月24日 著者:佐々木閑
さよならアリアドネ (ハヤカワ文庫JA)さよならアリアドネ (ハヤカワ文庫JA)感想
「結婚したらパートナーに絶対読んで欲しいタイムトラベルものNo.1」という帯が秀逸。嫁さんを海外旅行に送り出したアニメーターの主人公に、未来からきた中年女性「アリアドネ邦子」が15年後に訪れる破局を告げる。15年後の8月23日を72回繰り返せば最悪の将来から逃れる方法が見つかると邦子はいうが……。おもしろかったのは、主人公の行動が導き手である邦子の人生にも影響を及ぼすこと。人生をやり直す人を目の前にしてうらやましくならない人なんていないよね。あと嫁さんが夜中に米を研いだら要注意ということ、おぼえておこう。
読了日:10月23日 著者:宮地昌幸
詩羽のいる街 (角川文庫)詩羽のいる街 (角川文庫)
読了日:10月17日 著者:山本弘
七つの大罪(17) (講談社コミックス)七つの大罪(17) (講談社コミックス)
読了日:10月17日 著者:鈴木央
問題解決に効く「行為のデザイン」思考法問題解決に効く「行為のデザイン」思考法
読了日:10月14日 著者:村田智明
数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
読了日:10月13日 著者:深沢真太郎
マイボーイ(3) (アフタヌーンKC)マイボーイ(3) (アフタヌーンKC)
読了日:10月13日 著者:木村紺
フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:10月12日 著者:小川一水
野獣死すべし (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-1)野獣死すべし (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-1)
読了日:10月12日 著者:ニコラス・ブレイク
~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門
読了日:10月8日 著者:吉田昌生
常識はずれの増客術 (講談社+α新書)常識はずれの増客術 (講談社+α新書)
読了日:10月7日 著者:中村元
グーグルのマインドフルネス革命―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(付録:マインドフルネス実践ガイドCD)グーグルのマインドフルネス革命―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(付録:マインドフルネス実践ガイドCD)
読了日:10月5日 著者:サンガ編集部
一人から始めるユーザーエクスペリエンス一人から始めるユーザーエクスペリエンス
読了日:10月5日 著者:
0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる
読了日:10月4日 著者:スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
読了日:9月27日 著者:ダニエル・ピンク
21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由
読了日:9月26日 著者:佐宗邦威
逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作集 (ハヤカワ文庫SF)逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作集 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:9月24日 著者:ジョン・ヴァーリイ
GIANT KILLING(36) (モーニング KC)GIANT KILLING(36) (モーニング KC)
読了日:9月24日 著者:ツジトモ
あなたは誰? (ちくま文庫)あなたは誰? (ちくま文庫)
読了日:9月23日 著者:ヘレンマクロイ
ブラックアウト(下) (ハヤカワ文庫SF)ブラックアウト(下) (ハヤカワ文庫SF)
読了日:9月22日 著者:コニー・ウィリス
正午派正午派
読了日:9月22日 著者:佐藤正午
アンダーリポート/ブルー (小学館文庫)アンダーリポート/ブルー (小学館文庫)
読了日:9月22日 著者:佐藤正午
キングを探せ (講談社文庫)キングを探せ (講談社文庫)
読了日:9月21日 著者:法月綸太郎
ジゴロとジゴレット: モーム傑作選 (新潮文庫)ジゴロとジゴレット: モーム傑作選 (新潮文庫)
読了日:9月14日 著者:サマセットモーム
暗い鏡の中に (創元推理文庫)暗い鏡の中に (創元推理文庫)
読了日:9月14日 著者:ヘレン・マクロイ
職業としての小説家 (Switch library)職業としての小説家 (Switch library)
読了日:9月13日 著者:村上春樹
ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]
読了日:9月8日 著者:RobinWilliams
メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人 (光文社新書)メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人 (光文社新書)
読了日:9月6日 著者:大河原邦男
福井モデル 未来は地方から始まる福井モデル 未来は地方から始まる
読了日:9月6日 著者:藤吉雅春
大麻入門 (幻冬舎新書)大麻入門 (幻冬舎新書)
読了日:9月5日 著者:長吉秀夫
海外SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)海外SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)
読了日:9月5日 著者:早川書房編集部
先生、イノベーションって何ですか?先生、イノベーションって何ですか?
読了日:9月5日 著者:伊丹敬之
九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:8月30日 著者:エラリイ・クイーン
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (10) (カドカワコミックス・エース)機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (10) (カドカワコミックス・エース)
読了日:8月25日 著者:長谷川裕一
売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方 増補改訂版 (日経ビジネス人文庫)売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方 増補改訂版 (日経ビジネス人文庫)
読了日:8月21日 著者:竹内謙礼
七つの大罪(16) (講談社コミックス)七つの大罪(16) (講談社コミックス)
読了日:8月17日 著者:鈴木央
ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF)ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF)
読了日:8月16日 著者:コニー・ウィリス
繁盛店が必ずやっているPOP最強のルール繁盛店が必ずやっているPOP最強のルール
読了日:8月13日 著者:沼澤拓也
あなたの会社にイノベーションを起こす 新事業開発スタートブックあなたの会社にイノベーションを起こす 新事業開発スタートブック
読了日:8月9日 著者:河瀬誠
図解 99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツ図解 99% の人がしていないたった 1% の仕事のコツ
読了日:8月8日 著者:河野英太郎
横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力 (ちくま文庫)横井軍平ゲーム館: 「世界の任天堂」を築いた発想力 (ちくま文庫)
読了日:8月7日 著者:横井軍平,牧野武文
進撃の巨人(17) (講談社コミックス)進撃の巨人(17) (講談社コミックス)
読了日:8月7日 著者:諫山創
中途の家 (角川文庫)中途の家 (角川文庫)
読了日:8月2日 著者:エラリー・クイーン
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)感想
祝二巻刊行。一巻で完結とアナウンスされていたが、これを読書好きという業を背負った厄介な人たちの愛の賜物といわずしてなんという。一巻はあるあるネタの印象が強かったが、二巻ではそれだけにとどまらず、ネタがより深化している。いまや記憶している人も少ない『KAGEROU』の本質を、これほどまでにえぐりだした評論はほかにはないだろう。刊行当時にこれぐらい真剣に向き合う人がいれば、ひょっとしたら彼はいまも小説を世に問うていたかもしれない。あと、まいふぇいばりっとツンデレ・神林しおりのいじらしさにもだえしぬかと思った。
読了日:7月27日 著者:施川ユウキ
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
読了日:7月22日 著者:ちきりん
里山を創生する「デザイン的思考」里山を創生する「デザイン的思考」
読了日:7月20日 著者:岩佐十良
人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡(祥伝社新書284)人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡(祥伝社新書284)
読了日:7月19日 著者:高城剛
ジョジョリオン 10 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 10 (ジャンプコミックス)
読了日:7月19日 著者:荒木飛呂彦
神様ゲーム (講談社文庫)神様ゲーム (講談社文庫)
読了日:7月18日 著者:麻耶雄嵩
「学力」の経済学「学力」の経済学感想
ある諮問会議で教育再生が議論に上った途端、専門外の大臣などが自身の経験談をもとに主観的な持論を展開することがあるが、財政政策や経済政策について専門外の大臣が「私の経験から」と発言する場面はみられない。そんなことをいえば「その根拠は何か」と問われるに決まっているからだという指摘に目からウロコ。「少人数学級」は費用対効果が低く「子どもの生涯収入」と併せてみるとむしろロスの方が大きいなど、こういうエビデンスをないがしろにしない研究成果が次々と繰り出され、分量はそれほどでもないのに、おそろしく満足度が高い一冊。
読了日:7月11日 著者:中室牧子
怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)
読了日:7月6日 著者:梶尾真治
怨讐星域Ⅱ ニューエデン (ハヤカワ文庫JA)怨讐星域Ⅱ ニューエデン (ハヤカワ文庫JA)
読了日:6月27日 著者:梶尾真治
安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)
読了日:6月25日 著者:山岸俊男
月刊MdN 2015年 7月号(特集:絶対フォント感を身につける/付録小冊子 フォント見本帳)月刊MdN 2015年 7月号(特集:絶対フォント感を身につける/付録小冊子 フォント見本帳)
読了日:6月24日 著者:
北斗の拳 イチゴ味 4 (ゼノンコミックス)北斗の拳 イチゴ味 4 (ゼノンコミックス)
読了日:6月22日 著者:行徒妹,河田雄志,原哲夫
書くインタビュー 2 (小学館文庫)書くインタビュー 2 (小学館文庫)
読了日:6月17日 著者:佐藤正午,東根ユミ
七つの大罪(15) (講談社コミックス)七つの大罪(15) (講談社コミックス)
読了日:6月17日 著者:鈴木央
書くインタビュー 1 (小学館文庫)書くインタビュー 1 (小学館文庫)
読了日:6月16日 著者:佐藤正午,伊藤ことこ,東根ユミ
怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)
読了日:6月14日 著者:梶尾真治
【新装版】宵待草夜情 (ハルキ文庫 れ 1-10)【新装版】宵待草夜情 (ハルキ文庫 れ 1-10)
読了日:6月10日 著者:連城三紀彦
昆虫はすごい (光文社新書)昆虫はすごい (光文社新書)
読了日:6月6日 著者:丸山宗利
喧嘩稼業(4) (ヤンマガKCスペシャル)喧嘩稼業(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:6月5日 著者:木多康昭
しらみつぶしの時計 (祥伝社文庫)しらみつぶしの時計 (祥伝社文庫)
読了日:6月4日 著者:法月綸太郎
移行期的混乱―経済成長神話の終わり (ちくま文庫)移行期的混乱―経済成長神話の終わり (ちくま文庫)
読了日:6月2日 著者:平川克美
嵐のピクニック (講談社文庫)嵐のピクニック (講談社文庫)
読了日:6月1日 著者:本谷有希子
それでも町は廻っている 14巻 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 14巻 (ヤングキングコミックス)
読了日:5月31日 著者:石黒正数
うちの妻ってどうでしょう?(7) (アクションコミックス)うちの妻ってどうでしょう?(7) (アクションコミックス)
読了日:5月29日 著者:福満しげゆき
自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心
読了日:5月28日 著者:東田直樹
奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり
読了日:5月27日 著者:中川淳
波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
読了日:5月22日 著者:沙村広明
ベアゲルター(2) (シリウスKC)ベアゲルター(2) (シリウスKC)
読了日:5月22日 著者:沙村広明
呪縛の家 新装版 (光文社文庫)呪縛の家 新装版 (光文社文庫)
読了日:5月20日 著者:高木彬光
稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書 460)稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書 460)
読了日:5月15日 著者:木下斉
ヒトラーのウィーン (ちくま文庫)ヒトラーのウィーン (ちくま文庫)
読了日:5月12日 著者:中島義道
メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)
読了日:5月10日 著者:麻耶雄嵩
自分の仕事をつくる (ちくま文庫)自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
読了日:5月9日 著者:西村佳哲
スペイン岬の秘密 (角川文庫)スペイン岬の秘密 (角川文庫)
読了日:5月7日 著者:エラリー・クイーン
自分をいかして生きる (ちくま文庫)自分をいかして生きる (ちくま文庫)感想
この本は、こんな人に向けて書かれた長い手紙のようなものです。人生にはオンとオフが必要だと思っている人。活躍している人の姿を見てその例外性に注目し、自分とその人の間に線を引く人。働くことの中に〈生〉の充実を求めるべきじゃない、そんなのは理想論だと思っている人。「どんな○○になりたい」とは言わずに「○○になりたい」と言う人。創造性とは仕事の内容に関するものだと思っている人。自分には好きといえるほどのことがない、と悩んでいる人。「働くことは喜びである」といった言い切りに同意しきれない人。
読了日:5月6日 著者:西村佳哲
マイボーイ(2) (アフタヌーンKC)マイボーイ(2) (アフタヌーンKC)
読了日:5月6日 著者:木村紺
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
読了日:5月5日 著者:ケン・リュウ
ジャッカルの日 (角川文庫)ジャッカルの日 (角川文庫)
読了日:5月3日 著者:フレデリック・フォーサイス
ファイト・クラブ〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)ファイト・クラブ〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)
読了日:5月2日 著者:チャック・パラニューク
杏のふむふむ (ちくま文庫)杏のふむふむ (ちくま文庫)
読了日:5月2日 著者:
ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)
読了日:4月29日 著者:シャーリィジャクスン
ぼくのともだち (白水Uブックス 184 海外小説の誘惑)ぼくのともだち (白水Uブックス 184 海外小説の誘惑)
読了日:4月26日 著者:エマニュエルボーヴ
GIANT KILLING(35) (モーニング KC)GIANT KILLING(35) (モーニング KC)
読了日:4月24日 著者:ツジトモ
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (9) (カドカワコミックス・エース)機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (9) (カドカワコミックス・エース)
読了日:4月24日 著者:
死者の代弁者[新訳版](下) (ハヤカワ文庫SF)死者の代弁者[新訳版](下) (ハヤカワ文庫SF)
読了日:4月18日 著者:オースン・スコット・カード
七つの大罪(14) (講談社コミックス)七つの大罪(14) (講談社コミックス)
読了日:4月17日 著者:鈴木央
死者の代弁者[新訳版](上) (ハヤカワ文庫SF)死者の代弁者[新訳版](上) (ハヤカワ文庫SF)
読了日:4月13日 著者:オースン・スコット・カード
進撃の巨人(16) (講談社コミックス)進撃の巨人(16) (講談社コミックス)
読了日:4月9日 著者:諫山創
中2の男子と第6感(1) (ヤンマガKCスペシャル)中2の男子と第6感(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:4月8日 著者:福満しげゆき
災厄の町〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)災厄の町〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
再読。内容はすっかり忘れていた。ただ人間関係の機微が焦点で、純粋論理を追求した初期の国名シリーズやドルリー・レーン四部作(特に『Yの悲劇』『Xの悲劇』)に比べて地味だなあと感じ、あまり評価できなかったことをおぼえている。しかし再読してみて印象がすっかり変わった。論理性やトリックを追求しなくても推理小説はおもしろくできるということをあらためて感じた。推理小説に人間関係の機微なんて求めないよ、という声があるのも理解できるが、こういう作品が生み出されたことがミステリという土壌を豊かにしているんだと思う。
読了日:4月7日 著者:エラリイ・クイーン
ぼくらは都市を愛していた (朝日文庫)ぼくらは都市を愛していた (朝日文庫)
読了日:4月5日 著者:神林長平
犯罪 (創元推理文庫)犯罪 (創元推理文庫)
読了日:4月5日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
判決破棄 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)判決破棄 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)
読了日:4月5日 著者:マイクル・コナリー
判決破棄 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)判決破棄 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)
読了日:4月4日 著者:マイクル・コナリー
文庫 戦争プロパガンダ10の法則 (草思社文庫)文庫 戦争プロパガンダ10の法則 (草思社文庫)
読了日:3月28日 著者:アンヌモレリ
密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
読了日:3月21日 著者:歌野晶午
できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫)できることをしよう。: ぼくらが震災後に考えたこと (新潮文庫)
読了日:3月21日 著者:糸井重里,ほぼ日刊イトイ新聞
犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (光文社文庫)犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (光文社文庫)
読了日:3月15日 著者:法月綸太郎
螢 (幻冬舎文庫)螢 (幻冬舎文庫)感想
ヤ、ヤラレタ。トリックだけ見たら、某超売れっ子作家のそれほど評価されていない作品のトリックと古典的な○○トリックの変形の組み合わせにすぎないのに。読んでるあいだ違和感がありまくりだったのだが、その正体がつかめず、作者の思惑どおり幻惑されてしまった。ミステリを読んで気持ちよく騙されることに快感をおぼえるM気質な人にオススメ。メッチャイジワルダヨ、麻耶雄嵩
読了日:3月8日 著者:麻耶雄嵩
知ろうとすること。 (新潮文庫)知ろうとすること。 (新潮文庫)感想
印象的だったのは、子どもの放射線量を測定できるホールボディカウンターの話。「科学的には必要のない道具」とわかっていながら早野氏は、お母さんが赤ちゃんを4トンもの鉄のごつい箱であるカウンターに入れたくないだろうと想像し、プロジェクトにデザイナーを参画させる。そしてそのカウンターをただの測定器ではなく、コミュニケーションツールと位置づけ、「放射線の影響をとても心配しているお母さんたち」の話を聞き、理解し、不安を解消していったのだ。こういうことに気づける学者がいま日本にいることを誇りに思う。
読了日:3月7日 著者:早野龍五,糸井重里
チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)感想
なんてチェスタトン!殺人現場がすべて逆向きになっていた理由はピンとこないし、○○トリックもコナンくんかよ!とツッコマざるをえないものだったが、犯人特定のロジックはクイーンらしさにあふれていて、やっぱり読んでよかった。国名シリーズに外れなし!
読了日:3月2日 著者:エラリー・クイーン
想像ラジオ (河出文庫)想像ラジオ (河出文庫)感想
「あなたは感受性だけ強くて、想像力が足りない人なのかな?」「それ、最悪だね」。たぶんこのやりとりは一生忘れない。
読了日:3月1日 著者:いとうせいこう
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24) 特別編 (角川コミックス・エース 80-39)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24) 特別編 (角川コミックス・エース 80-39)
読了日:2月28日 著者:安彦良和
ワークショップ入門 (日経文庫)ワークショップ入門 (日経文庫)感想
WSを実施するのに必要不可欠な知識がコンパクトにまとまっている。WSの応用分野や三つのスキル(チーム・プログラム・ファシリテーションのデザインスキル)、そしてそのマインドが紹介されており、この本があれば第一歩をふみだせそうだ。「マインド(心)のないスキル(技)は相手に響かず、誰も動いてくれません。かといって、技がないと心が届かず、空回りしてしまいます」という訴えには、決意をあらたにさせられた。WSの世界に飛びこむ人たちにとって、いつも側にいてやさしく見守ってくれる先輩のような一冊だ。
読了日:2月21日 著者:堀公俊
ジョジョリオン 9 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 9 (ジャンプコミックス)
読了日:2月20日 著者:荒木飛呂彦
七つの大罪(13) (講談社コミックス)七つの大罪(13) (講談社コミックス)
読了日:2月20日 著者:鈴木央
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)
読了日:2月17日 著者:川北稔
独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑) (電撃文庫)独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑) (電撃文庫)感想
だっはっは。くだらねぇ。前のもくだらなかったけど、今度もやっぱりくだらねぇ。本のなかにQRコードが出てきたらどうしたって読み込まないわけにはいかないし、スマホに何と表示されようとも笑っちゃうよなあ。筒井康隆?と思うけど、残念ながらそこまでのレベルには達してない(そもそも作者はそんなこと望んでないだろうし)。でも若かりしころ『六枚のとんかつ』を放り投げたぼくも角がとれて、はっきりいって読んでも読まなくても人生に何の影響もないこんな本でも楽しく読めるようになったことを確認できて、それがウレシイ。
読了日:2月15日 著者:野崎まど
デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
さすが世界最高のデザイン・ファームIDEOのCEOが書いただけあって読みごたえがある。豊富な実例が紹介されているが、本質に焦点があてられているため、じゅうぶんに理解したとは言いがたく、また読み返したい。貯金したいのにできない人たちに、使うだけで貯金させるバンク・オブ・アメリカの「キープ・ザ・チェンジ」がやはり印象深かった。シンプルに問題解決するサービスには美しさすら感じる。
読了日:2月14日 著者:ティム・ブラウン,TimBrown
インターネット的 (PHP文庫)インターネット的 (PHP文庫)感想
十年以上前に新書で刊行された本の文庫化。いまの時代が予見されているという評価を受けての非常にめずらしいケース。「インターネット的」(決してインターネットではない)の特徴をリンク・フラット・シェアと看破している。シェアしてもらった人は「ありがとう」と思えばいい。これは「いいね」ボタンだ。半完成のアイデアを投げかけてみる。これはリーン・スタートアップだ。この本に書かれていることがすでに実現されているからといって読まないのはもったいない。ここには、この先古びることのない原点が記されているのだから。
読了日:2月14日 著者:糸井重里
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則感想
人に興味があれば科学が苦手でも読める。「時間の使い方を意思により自由に決める」「幸せを制御する」「運をつかむ」「購買単価を上げる」。これまで定性的に語られることの多かった法則が、ウエアラブルセンサによる定量的なデータ(ヒューマンビックデータ)の研究によって明らかにされていく。「人を楽にすること」によって、人間らしく生きることを阻害する面もあったテクノロジーが「人の潜在力を発揮」することを支援する。そんな人とテクノロジーの調和する未来が、すぐそこまできているのかもしれないという希望を抱かせてくれた。
読了日:2月11日 著者:矢野和男
実践 デザイン・シンキング実践 デザイン・シンキング感想
「デザイン思考」のなんたるかもわからないままではマズイと思い、『デザイン思考が世界を変える』とどちらを先に読もうか迷ったすえに事例中心のこちらを選んでみたけど、もう少し吟味してから購入すべきだった。というのは、前書きで雑誌の特集をまとめて一部加筆したものであると断っているのだが、本文中の図版を指し示す位置がちがっていたり、事例紹介が物足りなかったりして、やっつけ仕事であるのが明白だからだ。とはいえ巻末のデザイン思考を理解するための15冊は初心者にはありがたい(これも雑誌からそのまま掲載したみたいだけど)。
読了日:2月9日 著者:
トリツカレ男 (新潮文庫)トリツカレ男 (新潮文庫)
読了日:2月8日 著者:いしいしんじ
ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)ワークショップ―新しい学びと創造の場 (岩波新書)
読了日:2月8日 著者:中野民夫
その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想
昨年、話題をさらったミステリ。帯やあらすじ紹介から勝手にどんでん返しを期待しちゃあイケマセン。脇役にいたるまで魅力的なキャラがそろっている。題名にもなったアレックスもさることながら、真相を追うパリ警視庁犯罪捜査部班長のカミーユがイイ(名前にコンプレックスはもってません)。極端なチビで、無愛想で、皮肉屋。すぐかっとなり、ある事件により心に傷を負っている。感情移入を拒む設定なのに、すごく魅力的だった。
読了日:2月4日 著者:ピエールルメートル
かけがえのないもの (新潮文庫)かけがえのないもの (新潮文庫)
読了日:2月2日 著者:養老孟司
イスラーム国の衝撃 (文春新書)イスラーム国の衝撃 (文春新書)
読了日:2月1日 著者:池内恵
コミュニケーション力を引き出す (PHP新書)コミュニケーション力を引き出す (PHP新書)感想
演劇になんとなく敷居の高さを感じていた。しかし著者の蓮行さんの演劇ワークショップに参加して、なんてもったいないことをしていたんだ、オレは!と後悔した。インプット、感じ方は人それぞれでいい。むしろバラバラなほうがいい。しかしそれでは社会生活が営めない。集団で共有できたものを、合意できたものとして時間内にアウトプットする。演劇が歴史的に養うことを担ってきたこの姿勢は、まさにいまという時代に求められているものじゃないか。「コミュニケーション教育の裾野を広げる」という演劇の役割が知れ渡ることを願ってやまない。
読了日:1月29日 著者:平田オリザ,蓮行
川原泉傑作集 ワタシの川原泉III (花とゆめCOMICSスペシャル)川原泉傑作集 ワタシの川原泉III (花とゆめCOMICSスペシャル)
読了日:1月25日 著者:川原泉
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)感想
職業柄印象に残ったのは、コンテクストの「ずれ」。ちがいであれば気づきやすいが、「ずれ」はそうであるかどうか気づきにくいのだ。そしてぼくが支援している人たちは、そもそもコンテクストを感じとるのが苦手だ。しかし昨今は、価値観がバラバラなままで、それでもどうにかしてうまくやっていこうという動きが見られるようになってきている。コミュニケーションといえば心からわかりあうこととされ、人格と結びつけられがちだが、そうではないということを知り、そこを出発点として価値あるアウトプットを実現すること。取り組むに足る課題だ。
読了日:1月25日 著者:平田オリザ
川原泉傑作集 ワタシの川原泉IV (花とゆめCOMICSスペシャル)川原泉傑作集 ワタシの川原泉IV (花とゆめCOMICSスペシャル)
読了日:1月24日 著者:川原泉
奈良「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)奈良「地理・地名・地図」の謎 (じっぴコンパクト新書)
読了日:1月23日 著者:
GIANT KILLING(34) (モーニング KC)GIANT KILLING(34) (モーニング KC)
読了日:1月23日 著者:ツジトモ
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (8) (カドカワコミックス・エース)機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト (8) (カドカワコミックス・エース)
読了日:1月23日 著者:
僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫)
読了日:1月20日 著者:瀧本哲史
君に友だちはいらない君に友だちはいらない感想
誤解を抱かせる題名だ。もちろんこの本の著者は、友だちなんて無意味だと言いたいわけではない。この題名は踏み絵みたいなものだろう。個人的におもしろいと思ったのが、この本で著者が主張していることがほとんどそのまま、この本の前に読んだ『人を助けるすんごい仕組み』で実践されていることである。ちがいは、FacebookTwitterなどのSNSが『人を助ける~』ではその有効性が示されて好意的に取り扱われているのに対し、この本では著者が警鐘を鳴らす生き方を促進するツールとしてあげられている点である。要は使い方なのだ。
読了日:1月18日 著者:瀧本哲史
人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか人を助けるすんごい仕組み――ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか感想
ボランティア経験なしの学者である著者が、日本最大級の支援組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をどうつくったのかが語られる。著者が研究しているのは「構造構成主義」という耳なれない原理論。いかにも現場とはほど遠そうに思えるこの理論の実践が立ち上げた、効果的なプロジェクトの数々に圧倒される。構造構成主義には「方法の原理」というものがあり、これは方法の有効性は「状況」と「目的」から規定されるという考え方である。そんなことでうまくいくの?と半信半疑の人は騙されたと思って読んでみてほしい。本当に「すんごい」から。
読了日:1月17日 著者:西條剛央
喧嘩稼業(3) (ヤンマガKCスペシャル)喧嘩稼業(3) (ヤンマガKCスペシャル)感想
あまりオススメできる内容じゃないんだけど、やっぱりめっちゃオモロイ。ギャグが持ち味のマンガ家がシリアスなことを描くと、狂気スレスレの迫力がある。いまのところ、これと「それでも町は廻っている」と「海街diary」が終わるときは想像したくない。
読了日:1月9日 著者:木多康昭
現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書
読了日:1月3日 著者:アライドアーキテクツ株式会社ソーシャルメディアマーケティングラボ
エスノグラフィー入門 <現場>を質的研究するエスノグラフィー入門 <現場>を質的研究する感想
エスノグラフィーとは民族誌の訳語で、フィールドワークに基づいて人間社会の現象の質的説明を表現する記述の一種のことをいう(なんのこっちゃ)。これを著者は「人びとが実際に生きている現場を理解するための方法論」と表現する。平易な語り口で懇切丁寧にそのプロセスや心がまえを説いてくれるが、だからといって理解と実践は容易ではない。それはエスノグラフィーが徹底して現場の学問であるからだ。「あたりまえ」だと思っていたことがある現場では「あたりまえ」ではなく、そのズレを感じたときにこそ研究すべき成果が約束される。ステキだ。
読了日:1月2日 著者:小田博志
なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?―経営戦略としての障がい者雇用とCSRなぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?―経営戦略としての障がい者雇用とCSR感想
障がい者の就労支援にたずさわっている自分のような者にとって第一のステークホルダーは、就職を希望する障がい者の方たちである。その希望を実現するためにわれわれは注力しているが、目の前のことに気をとられるあまり、受け入れる側の企業もまた重要なステークホルダーであるということに考えがいたっているとはいえない、と思うときがある。障がい者雇用を社会貢献とだけとらえるのではなく、経営戦略として位置づけことの必要性や、経営上の効果を生みだすためのポイントなどを説明・支援できるようになることの大切さを痛感した。
読了日:1月1日 著者:影山摩子弥

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